もう今年最後のお花見なんだろうな…と考えつつ、近所の川べりの桜を見に行ってきました。
▲駅前大通りを跨ぐ歩道橋をすっぽり包んだ桜のトンネルです。
駅前から東に向かう駅前大通りの馬込川を渡る永代橋のたもとの桜はまだ満開で、例年のとおり桜のトンネルができていました。
歩道橋を上って道路を渡る歩行者を下から見上げていると、桜の魅惑に酔わされてあちらの世界に吸い込まれてしまうように見えます。
この桜のトンネルはほぼ一本の大きな老木で形成されていて、それは馬込川沿いの桜並木の数ある桜の中でもとても見事な一本だと思っています。
そんな桜を見上げていたら、ふっと頭に浮かんできたのが、竹内まりやさんの「人生の扉 」でした。
今まで何度も…それこそ数え切れないほど桜を見てきたけれど…
あと何度この桜の季節を迎えられるのだろうか?…としみじみ実感したのは初めてのことでした。
そういうことを感じ、考えて当たり前の年齢になってきているのだから、それを実感していなくてはいけないのだろうけれど、基本的に能天気な体質な自分は、頭ではわかっていても「実感」はしていませんでした。
若い頃は真面目にコツコツと正直に生きて行く…ということが、なんだかスマートでないような気がしていました。でも、映画とか小説の中とかで真っ当に地道に自分の信念を貫いて生きている登場人物に憧れたりもしていました。
こうして「あと何回桜を見られるのだろうと感じられるようになったいま
もうそれは憧れなどではなく生きて行く指標目標とし、実践してゆかなければならないと強く思いました。
桜の如くに美しく散るためにも…
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